こんにちは。
滋賀や関西のお客様を中心にホームページ制作を承っているエムクアです!
サイトを検索エンジンで上位表示させるために行うSEO対策ですが、一昔前は様々な上位表示のさせ方がありました。ですが、2021年現在それらは全て【ブラックハットSEO】と呼ばれ、全面的に禁止とされています。
今回はSEO対策において絶対にやってはいけないブラックハットSEOと身近に潜む構築ミスによる表示不可も含めて解説していきます。
内部SEO対策においてやってはいけない事
内部SEO対策は主に【ホームページ制作者側でコントロールできる対策】を行い、検索上位を目指すものですが、大きく分けるとクローラーに対するものとユーザーに対するものの2つに分類されます。
クローラーが理解できないとGoogleも理解できない
SEO対策以前に重要なのは、『ホームページをGoogleに表示させること』です。
クローラーは毎日世界中のホームページを巡回しているロボットですが、このクローラーが自身のサイトに辿りつくことはそこまで難しくはありません。
これは下記≪外部SEO対策においてやってはいけない事≫で詳しく解説しますが、しっかりと被リンクを獲得できていればすぐにたどり着くでしょう。
ですが、いざクローラーがたどり着いても、自サイトをくまなく巡回できるかはサイトの構築次第なので、仮にサイト構築が失敗していたとしたら、いくら高品質なコンテンツを複数持っていてもクローラーが理解できずに途中で離脱してしまいます。
そしてクローラーはサイトをくまなく巡回し、【適正なサイトである】と判断したものをGoogleにインデックスします。そのGoogleによるインデックスを終えたサイトだけがGoogle検索エンジンで検索できるようになるので、そもそものクローラーをクリアできないサイト構築はNGです。
適正なカテゴリーに自サイトが分類できていない
検索上位表示は出来ません。SEO対策を行う場合、自サイトのカテゴリーを正しく設定し、届けたいユーザーを明確にしておく必要があります。
自サイトの【XMLサイトマップ】が正しく構築されていない
クローラーは単体では正しくサイト内を巡回出来ません。XMLサイトマップはいわば【クローラーにとってのGoogleマップ】といえるものです。これを怠ると内部SEO対策を行ったところでサイト巡回中にクローラーが迷子になってしまいます。
パンくずリストがない
パンくずリストは案内掲示板の様なイメージです。今クローラーは自サイトのどこを巡回しているのかを正しく道案内してあげないといけません。
階層を増やしすぎる
階層構造自体はSEO対策にとって有効であると言えますが、増やしすぎには注意しましょう。これはクローラーも理解できない場合がある事もそうですが、ユーザーがあまり下層階へ行かない可能性も高いので、構成してもそのページが無駄になってしまいます。
SEO対策としてはあまり無駄な構造をなくしていくことが大事なので階層は最低限にしておきましょう。
HTMLタグを適正使用していない
SEO対策の基本であるHTMLタグは正しく使いましょう。【title】はもちろん、【h1】や【h2】、画像に対する【alt属性】が構成されていない等HTMLタグを正しく使っていないとクローラーが理解できず、正しくGoogleにインデックスされません。ホームページ制作は経験がものをいう世界でもあります。初級者はしっかりと各タグの使用方法等を理解し制作を行いましょう。
レスポンシブデザインにしていない
現在はこの【レスポンシブデザイン】でないサイトが上位表示される可能性がかなり低くなっています。それは、Googleのコアウェブバイタルの指標が変更された事が大きな要因となっていますが、ユーザーにとってはより使いやすいネット環境に変化しているのが現状です。
ユーザー目線で構築していない
ホームページは作って終了ではなく、作って育てていくものです。育てるのはユーザーです。ユーザーが使いにくいサイト=育てにくいサイトではいけません。ユーザー目線でのコンテンツ作成やレイアウトが出来ていないSEO対策はやってはいけません。
構造化マークアップをしていない
正確にGoogleが自サイトを理解していればユーザーが使いやすいという証明になります。
これを怠ってはSEO対策が完了しているとは到底言えませんので、しっかりとユーザビリティに特化させる必要があります。
外部SEO対策においてやってはいけない事
外部SEO対策は主に【自サイトの中身以外の対策】となります。中でも重要になるのが【被リンク】です。この被リンクが適正な被リンクでなければGoogleガイドラインの規制に引っかかり、最悪の場合サイト表示自体がされません。
内部SEO対策の様に細かな構成が出来ないので、被リンクを獲得する際には徹底的な精査とリサーチ、時には削除が必要になってきます。
低品質な被リンクばかり獲得する
被リンクとはいわば【サイト上のパートナー】です。自サイトの品質が幾ら高いコンテンツでも被リンクが低品質なサイトの場合、Googleは【どちらも低品質】という認識をしてしまい、自サイトの評価まで下がってしまいます。SEO対策としては獲得前の精査が重要です。
また、『そこまで被リンクの質は関係ないのでは?』と思われる方もいらっしゃると思いますが、Googleは【Googleが掲げる10の事案】で『ウェブ上の民主主義は機能している』と公表しています。
被リンクの質は【投票】の意味を持ち、高品質なサイトには高品質な票が集まり、より高品質なサイトが検索上位になるという事です。
被リンクのないサイトを被リンクする
クローラーが内部SEO対策でサイトを巡回する際には、外部SEOで被リンクしているサイトから回ってきます。ですが、自身が被リンクしたサイトに被リンク先がないと、クローラーは巡回してきません。最悪の場合、被リンク先が何らかのペナルティーを受けている可能性も考えられます。
MEO対策を疎かにする
MEO対策とは、Googleマップに対するSEO対策で、Google検索エンジンで検索した際に【店名・店舗画像・連絡先・住所】等が一目でわかる様に設定できます。
MEO対策を行っていないといくら被リンクで品質の高いサイトを獲得していても検索順位は上がりづらいでしょう。
SNSを使わない
今の時代、情報が欲しいユーザーはなにも検索エンジン上だけではありません。様々なSNSの連携や情報収集を行っていかないと新たな情報収集は難しくなるでしょう。
SNSを使わないSEO対策は非常に古くなってしまい、ユーザーの離脱に繋がります。
利益目的の被リンクを獲得する
利益目的の被リンクとは、数だけを稼ぐために自作自演のサイトを運営し、そのサイトを被リンクとして獲得する手法です。もちろん、自身がコンテンツを高品質に保つことの出来ているサイトであれば問題ないでしょう。ですが、低品質なサイトばかりを被リンク数獲得の為に大量に実施してしまうと自作自演と見破られてペナルティーが発生する場合があります。
キーワードを過剰に入れ込む
これはSEO対策上、絶対に行ってはいけません。関連性の高いキーワードであれば、自サイトとの関係上必要になって来ると思われます。ですが例えば【アウトドア】をメインキーワードとしているのにも関わらず、関連キーワードに【化粧品】や【美容】があるとアウトドアとの関連性が見えなくなり、ユーザーも『このサイトはなんだ?』状態になってしまいます。そして、キーワードを過剰なまでに入れた結果、日本語の文脈がおかしくなり、最終的にはユーザーから見放されるコンテンツになってしまいます。
リンクプログラムへの参加
これは、自サイトのリンクを外部サイトに設置してもらう際に金銭や商品等を取引する事を言います。一般的には【ステマ=ステルスマーケティング】と呼ばれる手法です。有料でのリンクはデメリットが多く、リスクも高くなってしまいます。自然と集まる被リンクの獲得を最優先しましょう。
現在はGoogleのペンギンアップデートによってこのステマも厳しく取り締まられています。ペナルティーを受けるだけでなく、評価の大幅な低下や最悪の場合、サイトの表示すらなくなります。
コピーコンテンツの作成
自身が作成したコンテンツを重複して別なコンテンツとしての利用もGoogleからペナルティーを受ける対象となります。例えば、全く別のコンテンツを1から立ち上げるのは問題ありませんが、内容や文脈が似たコンテンツや全く一緒のコンテンツはNGです。
確かに新規立ち上げよりもコンテンツ制作スピードは速いですが、品質は低品質となり、評価対象として見られません。SEO対策では絶対にNGです。
コンテンツSEO対策においてやってはいけない事
コンテンツSEO対策は、内部や外部と違い、1つ1つのコンテンツに対してSEO対策を行うものですが、ここにも落とし穴はあります。
1つに偏ったコンテンツの作成
1つのキーワードに偏ったコンテンツはSEO対策としてあまり効果があるとは言えません。例えばカフェというコンテンツを作成しコーヒーばかりの記事において豆の種類や産地等を詳しく大量に制作しても、専門性が驚嘆になりすぎてホームページをみるユーザーが限られてきます。
確かに専門性が高いのはコンテンツSEOとしては有効ですが、その1つで大手競合と勝負するのは負け戦となってしまうでしょう。
勝てるコンテンツSEO対策を行うのであれば、専門性に特化したページの他、誰でも理解でき、尚且つ購買意欲を向上させるようなページレイアウトの構成をしたコンテンツも同じくらい必要になってきます。
マイクロモーメントを使わないコンテンツSEOの作成
コンテンツの作成に欠かせないのが【キーワード選定】ですが、キーワードの量を過剰にするのは外部SEO対策同様NGです。キーワード量を過剰にしてしまうといくら関連性の高いコンテンツでも、1つ1つのコンテンツの時間経過が激しく、コンテンツ自体が劣化したものになります。そうすると情報は古いものばかりで、ユーザーが認知している情報しかなくなり、検索されなくなる=順位が減退していくという結果に繋がってしまします。
Googleが提唱しているマイクロモーメント【know/Go/Do/Buy】を理解し、ユーザーに新鮮な情報を与えるSEO対策を行わなければなりません。
検索エンジンが理解できないキーワードを選ぶ
検索エンジンは人間ほど優秀ではありません。感情や雰囲気を感じる事は出来ないので、明確なキーワードがないと【関連性が低い】と判断します。
例えば
『〇〇は人気です。これには先程紹介したあの商品がピッタリで、その良さを引き立ててくれます』
といった内容は、人間であればある程度の雰囲気と今まで読んだ記事の内容などで『へぇー、あのことを言っているのか』と理解できますが、クローラーには理解できないのでこの一文すべてが関連性のない文章と認識されるという事です。
クローラーに対して『あれ』『これ』『それ』はSEO対策上NGな行為となります。
ペルソナが明確でないコンテンツの作成
SEO対策において、自サイトを見てほしいユーザーの選定は必要ですが絶対にこの人に見てほしいというよりも『どの幅の人に閲覧してほしいか』が重要で、『想定読者=ペルソナ』と呼びます。
ペルソナを明確にしていないSEO対策は世界中の人を想定読者としているのと同じで、あまりにも無謀なサイト作りといえるでしょう。
【美容】に興味のある方が【深酒】や【徹夜の麻雀】に興味がない事を分かっていながら、その記事ばかりをコンテンツにあげていくのと同じ行為です。
SEO対策を行うのであれば、しっかりと【性別、年齢層、自サイトの内容】がリンクしているべきでしょう。
URLの記載が長い、日本語になっている
URLはシンプルなものにしましょう。クローラーがURLを理解できないと自サイトの良し悪しの判断がつかず表示できない可能性があります。
また、URLを日本語にするのも禁止です。SEO対策はあくまでもGoogleに対する対策なので、日本語では理解されません。
リライトを行わずに放置している
これはSEO対策というよりもユーザビリティにかけているホームページとなります。
ユーザーは最新の情報が欲しいにも関わらず、コンテンツやブログの更新が無いサイトでは興味をなくし、離脱します。
ユーザーが離脱すれば検索エンジンからの評価も下がり、順位は下降の一途をたどるでしょう。
定期的なリライトを行い、最新情報を組み込みながらサイトを育てていく必要があります。
SEO対策においてやってはいけないブラックハットSEOはもちろん、基礎的なHTMLタグの適正使用などが昨今のコアウェブバイタルによって今まで以上に厳しくなっています。
ホームページ制作者側はSEO対策にも、ユーザビリティにも特化したサイト作りを行う必要性がありそうです。
まとめ
以上がホームページ制作においてのやってはいけないSEO対策についての説明になります。集客ができるホームページを作成するにはこれらの知識は必須と考えておきましょう。
尚、エムクアではお客様にSEO対策のサービスを提供しております。
これらの新サービスは長年SEO対策に取り組んできた弊社が自身を持って提供できる内容になります。
SEO業者はよく小手先だけのSEO対策でSEOの順位を上げようとしますが、そういった対応は一次的には順位に変動があっても、継続的に順位をキープすることは難しいことが多いです。エムクアではSEO内部対策とコンテンツSEOをメインにお客様に提供し、長期的なスパンでサポートをさせて頂きますのでご安心ください。
また、対策費用も他社に比べるとお手頃で費用対効果が高いサービスとなります。
その他、SEOに強いホームページ制作なども行っております。
弊社では、googleが出しているLighthouseというツールを使い、お客様に実際にサイトの評価の数値を見てもらい制作をしていきます。ですので、ホームページ製作時に数値的にサイト評価やSEOスコアが高いことの確認が可能です。
ご興味がある方は気軽にご相談ください!