こんにちは。
滋賀や関西のお客様を中心にホームページ制作を承っているエムクアです!
ホームページ制作において最も重要なのが【SEO】と言われるものです。よく『SEO対策』や『SEOキーワード』という単語を耳にすると思います。
今回はホームページ制作における基礎であるSEOを解説していきます。
ホームページ制作においてのSEOとは
SEOとは【Search Engine Optimization】の略語で、【検索エンジン最適化】といいます。
Google等でユーザーの欲しい情報がある時に『検索』という部分に文字を打ちますよね?
その検索で一番上に自社のホームページを表示させるためのデジタルマーケティングの1つです。
いくら自社製品が他社よりも安く、高品質でも口コミだけでは限界があり、インターネットで検索する中で3ページ目や4ページ目に表示されていては、中々ユーザーまで届くのは難しいでしょう。
自社の製品やどの客層にその商品を見てもらいたいか等のキーワードを設定しておけば、ユーザーが商品検索をした時に一番上に表示されれば、それだけで購買意欲を作るメリットが生まれます。
ホームページ制作においてのSEOがなぜ必要なのか
ホームページ制作を行うにあたり、ただ【自社をPRしたい】という方はいません。
少なくともホームページ制作にもお金がかかっているので、その分を収益化しないといけません。
SEOをしっかりと対策し、他社よりも閲覧回数を増加させることが出来ればその分ユーザーの興味を引出し、購買意欲を沸かせることで商品を購入して頂き、収益に繋げるのです。
また、ホームページ制作者側に求められているのは、【ただ見られるホームページ】ではなく、【しっかりと実績を生み出すホームページ】です。
その為、制作者側はSEO対策に対して日々情報を更新し、新しいキーワードを取り入れていく必要があります
検索順位とSEOの関係
例えば【水道 修理】というキーワードで検索してみます。
その中で1番最初に検索画面で上がって来るのは【水道】と【修理】というキーワードを持ったホームページです。
ですが、そこでは全国的な水道工事を行う業者や広告が表示されてしまいます。
次に【水道 修理 〇〇県】と検索します。
そうすると○○県内の水道修理を行う業者さんのホームページに行きつきます。
これだけでもかなり絞られてきますが、更に自身の会社がある【△△市】や【□□町】と検索すると、その市町村の名前をSEOキーワードとして設定していれば高い確率で表示上位表示が可能となります。
つまり、検索順位を高くする為にはSEOキーワードを絞り込み、的確なキーワードを設定する事でユーザーが検索した時に上位表示される可能性を高くすることが必要であるという事です。
ですが、現在のホームページ検索で新しく【その電子機器の使用頻度の多い都道府県】が検索上位に挙がってくることもありますし、SEO対策を行っているホームページ制作会社が1社だけではありません。
毎日のホームページ自体の更新や的確なSEOの更新を行わなければ、検索順位は下がる一方でしょう。
SEOの歴史と最近の傾向
1990年に世界で初めて検索エンジンを実装したのはカナダの大学生でした。
現在の様なクラウド上ではなく、特定の登録者がサーバー内にいる中で登録情報を検索するというタイプでしたが、当時にはない画期的な手法であったことは間違いないようです。
1990年中頃からディレクトリ型の検索エンジンが実装されました。
手動で登録されたWebサイトを検索できる仕組みになっていましたが、その時には既に様々な企業が検索サービスを始めていました。中でも有名なのがYahoo!でしょう。
手動で行う登録自体に難しさを感じ始めていたのもこの頃です。
1990年後期に入ると、現在の原型となるロボット型検索エンジンが実装されます。
ディレクトリ型ではできなかったWebサイトの自動登録がロボットによりオートメーション化され、爆発的にインターネットが普及しました。その第一人者がGoogleで、現在では検索サイトNo.1を誇っています。
そこからの歴史はGoogle一強となり、Google自身がアップデートを行う形となります。
一覧で簡単にですが解説していきます。
2011年 パンダアップデート
低品質コンテンツ(アフィリエイトなどがむやみやたらに張り付けてあるホームページ)の検査順位を低下させ、高品質コンテンツ(必要最低限で尚且つユーザーに対して有意義である)の検索順位上昇を行うアップデートです。
2012年 ペンギンアップデート
ブラックハットSEO(過剰なSEO対策を行う業者)による違法に被リンクを行い、検索上位を狙ったホームページに対するアップデートです。一般ユーザーに対する影響はほぼなく、アルゴリズム自体の更新となりました。ペンギンアップデートは2012年4月以降7回の更新を行っており、現在はリアルタイムでの自動更新となっています。
ナレッジグラフ導入
ナレッジグラフとは、検索キーワードを打ち込み、検索を行った際に画面上に出る関連情報を取りまとめたボックスです。例えば【東京スカイツリー】と検索するとスカイツリーのホームページだけでなく、周辺地図や入場チケット購入画面も合わせて出てくるもので、現在でも役立っているものです。
イグザクトマッチドメインアップデート
イグザクトマッチドメインとは、低品質なのにも関わらずドメイン名が一致している為、検索上位表示になっているホームページのことを指します。
以前は完全一致のドメインはSEO対策上有利に運んでいましたが、このアップデート以降は評価が下げられています。
2013年 ペイディローンアップデート
こちらはローン会社やアダルト・ポルノコンテンツキーワードで検索上位を狙ったサイトが対象となっています。Googleが公式で名付けたわけではなく、検索キーワードに【ペイディローン(即日ローン)】というのが多かった為と言われています。この年は世界経済から見ても先進国がやや低迷していたので、職を失った方々が多く、このキーワードが上位に入ったのでしょう。
ハミングバードアップデート
9月に新しく導入された検索アルゴリズム【ハミングバード】ですが、従来の検索アルゴリズムよりもより適正かつ関連性の高いコンテンツ表示を可能にしました。
従来であれば【近い スーパー】と検索するとSEOの中に【近い】【スーパー】というキーワードが関連付けられたコンテンツが表示され、そこから自分の行きたい目的位置を探していましたが、ハミングバードは【近い スーパー】と検索するとGPS等の位置情報を利用し、より自身に近いスーパーを上位表示してくれるようになりました。現在ではこれが当たり前ですが、2013年に初めて実現したと思うとかなり新しい技術なのではないでしょうか。
2014年 ベニスアップデート
このアップデートでは、ユーザーの位置情報を検索上位に反映されるようにしています。1つのキーワードに対して【検索者自身が現在どこでその情報を欲しているのか】を位置情報をもとに検索する事で、場所によって検索上位が異なります。
2015年 ドアウェイアップデート
ドアウェイとは(誘導)を指し、資料請求や特定コンテンツへの誘導を行うホームページに対するアップデートです。そのほとんどは低品質なホームページとして検索下位になっていますが、違法に上位検索を行う場合、複数のブログなどで同じような宣伝を行い、アフィリエイトで収益を得ようとするのでイタチごっごの状態でした。その根源をアップデートによって改善しています。
モバイルフレンドリーアップデート
普及が爆発的に進んだスマートフォンでも見やすく、使いやすいホームページの検索順位を引き上げるアップデートです。このアップデート後に増加したのがホームページ制作会社等で【レスポンシブデザイン】を取り入れたホームページ制作を行う面でしょう。
2016年 リッチカード導入
リッチカードの導入により、検索結果上部に関連する画像や動画が表示されるようになりました。この事から、ユーザーの検索したい情報よりも一歩踏み込んだ情報を表示できるようになり、ユーザーにとってはメリットが大きくなったと言えるでしょう。ですが、リッチカードの設定は構造化データのマークアップが必須となるので、ホームページ制作者側にとっては高スキルが求められるようになりました。
2017年 フレッドアップデート
Google非公式ではあるものの、大きいアップデートであるこのフレッドアップデートは様々なユーザーに影響を与えました。中でも【過剰な広告をするサイト】【情報の不正確なサイト】【あきらかに利益目的であるサイト】はGoogleのガイドラインにそぐわないという部分からアルゴリズム・スパム対策の両面から摘発され、検索結果の表示すらされなくなりました。
2018年 スピードアップデート
7月に発表されたこのアップデート以降、モバイルページのページ本体の表示スピードも検索順位に関わるようになりました。例えば過度なSEOや動画ばかりを組み込んであるホームページの表示を下位に下げ、よりシンプルなホームページが順位上位に上がるようになったという事です。
2019年 BERTアップデート
BERTとは【Bidirectional Encoder Representations from Transformers】の略語で、AIを用いた言語処理技術を言い、これにより検索キーワードのニュアンスまでもが理解されるようになりました。この結果関連性の高いものの中でも今ユーザーが欲しているのはその検索結果の中でもどのサイトなのかをAIが感知できるようになったようです。
以上が大まかなSEOの歴史です。SEO対策は基本的にGoogle検索アルゴリズムに対する対
策を行っている事が分かり、またなぜGoogleを基準としているのかが明確にわかります。
やはり世界No.1の検索サイトという事で、検索する側のユーザーが多い事がその理由の1
つでしょう。
開発から10年で現在の原型ができ、20年で今の状態になったことを踏まえると、SEOは日々成長し、SEOの対策を怠るべきではないと言えるのではないでしょうか。
SEO内部の内部対策と外部対策の違い
よく聞くのがこの【内部SEO対策】と【外部SEO対策】です。一つずつ解説していきます。
内部SEO対策
内部対策で最も重要視されているのは、ユーザーの滞在時間です。滞在時間が長ければ長いほどそのホームページにユーザーが満足しているという指標になります。
その為に内部構造を整頓し、整える事を内部SEO対策と呼び、その中には【HTMLの最適化】【URLの正規化】【内部リンクの最適化】【robot.txtの設置】等があります。
内部SEOを適正に対策していないと、いくら情報が多くても検索上位になる事は難しいでしょう。
外部SEO対策
外部対策で重要なのは【被リンクの獲得】です。これは他のサイトから高評価をされることで運営側の評価も上がり、検索上位に出やすいといった特性を使っています。
ですが待っているだけではどこのサイトも評価はしてもらいませんし、被リンクとして認められないでしょう。積極的な営業活動や各種SNSを使った被リンクの獲得を行っていかなければなりません。そしてその被リンクは同じく高品質なサイトでないとガイドラインに摘発されてしまいます。
内部SEOは製作者側で何とかできますが、外部SEOは経験のある人に任せるべきでしょう。
SEO対策の成果はすぐには出ない
さて、あなたのホームページは内部SEO対策も外部SEO対策も完璧に仕上がりました。
では、いざ開設!と言っても、すぐに結果が出るわけではありません。
重要なのは
①長期間WEBサイトを運用する事
②こまめなコンテンツ更新(ブログやお知らせなど)をする事
③高品質な被リンクを獲得する事
がポイントです。
特に①の【長期間のWEBサイト運用】が出来ていても、②の【コンテンツ更新頻度】が低いとユーザーの評価も下がりますし、例え高品質な被リンク先を獲得していても見放されてしまい、最終的には全体の評価が下がります。
直ぐに結果を求めすぎたあまり、過剰な被リンクを獲得したり、アフィリエイトばかりのホームページを作成してしまうとガイドラインで摘発され、ホームページ自体の表示がされなくなったり、検索順位が日に日に下がってしまう事も考えられるでしょう。
実際の企業運営をしながらホームページの運用ともなるとかなり労働力が必要になりそうと思われるかもしれませんが、しっかりとホームページを理解し、内部対策と外部対策を専門家と相談して決定し、自身は日々のブログ更新や会社としてどんな顧客を欲するのかを考えていれば、自然とユーザーの獲得や被リンクの獲得も可能になるでしょう。
短期間で結果が出れば出るほど、その衰退も早くなる傾向にあります。実際、ホームページの検索上位に昇って来るサイトは【高品質・運用が長期・ガイドラインを遵守】という3点をしっかりと守っているホームページばかりです。
まとめ
以上がホームページ制作においてのSEOとはなんなのかの説明になります。集客ができるホームページを作成するにはSEO対策は必須と考えておきましょう。
尚、エムクアではお客様にSEO内部対策とSEO外部対策のサービスを提供しております。これらの新サービスは長年SEO対策に取り組んできた弊社が自身を持って提供できる内容になります。
SEO業者はよく小手先だけのSEO対策でSEOの順位を上げようとしますが、そういった対応は一次的には順位に変動があっても、継続的に順位をキープすることは難しいことが多いです。エムクアではSEO内部対策とコンテンツSEOをメインにお客様に提供し、長期的なスパンでサポートをさせて頂きますのでご安心ください。
また、対策費用も他社に比べるとお手頃で費用対効果が高いサービスとなります。
その他、SEOに強いホームページ制作なども行っております。
弊社では、googleが出しているLighthouseというツールを使い、お客様に実際にサイトの評価の数値を見てもらい制作をしていきます。ですので、ホームページ製作時に数値的にサイト評価やSEOスコアが高いことの確認が可能です。
ご興味がある方は気軽にご相談ください!